2009.10.30 (Fri)
和声とは
和声とは何でしょうか?
コード進行という言葉もありますが、おおよそ同じようなものと思って下さい。
コードについては「コードのしくみ」などで学んだ通り、和音のこと。
そして、1つの曲(音楽)は「音階とコード」で学んだ通り、複数のコード(和音)から出来ています。
曲が始まり~曲が終わるまで『コードはどのように使われているのか』または、『コードはどのように変化して行くのか』に注目したのがコード進行であり、和声です。
この項目を学んで行くにあたって、「音程」「音階」「コードのしくみ」は完全に理解し慣れておいて下さい。これらの知識が基礎にあるので、不十分のままだと「和声」や「コード進行」は理解できません。
また「和声」で書かれることは、規則(ルール)のように「こうしなければいけない」「こうでなければダメだ」というものではありません。統計学のようなものと考えて下さい。
もしあなたが「ここは○○のほうが良い気がするな・・・」と思ったらあなたの感じたことを何よりも優先して下さい。
では、どのような時に「和声」を取り入れていけば良いのか?
作曲や編曲をしていく中で、「ここはどうして良いかわからないな・・・」とか「○○と××のどっちが良いかな・・・・悩むな・・・」という時に、「和声」で学んで行くことを参考に決めれば良いと思います。
悩む事も多々あるはずです。どうして良いかわからなくなる事も多々あるはずです。
そういう時に、「和声」が役に立つでしょう。
では少しずつその「和声」を学んで行きましょう。
コード進行という言葉もありますが、おおよそ同じようなものと思って下さい。
コードについては「コードのしくみ」などで学んだ通り、和音のこと。
そして、1つの曲(音楽)は「音階とコード」で学んだ通り、複数のコード(和音)から出来ています。
曲が始まり~曲が終わるまで『コードはどのように使われているのか』または、『コードはどのように変化して行くのか』に注目したのがコード進行であり、和声です。
この項目を学んで行くにあたって、「音程」「音階」「コードのしくみ」は完全に理解し慣れておいて下さい。これらの知識が基礎にあるので、不十分のままだと「和声」や「コード進行」は理解できません。
また「和声」で書かれることは、規則(ルール)のように「こうしなければいけない」「こうでなければダメだ」というものではありません。統計学のようなものと考えて下さい。
もしあなたが「ここは○○のほうが良い気がするな・・・」と思ったらあなたの感じたことを何よりも優先して下さい。
では、どのような時に「和声」を取り入れていけば良いのか?
作曲や編曲をしていく中で、「ここはどうして良いかわからないな・・・」とか「○○と××のどっちが良いかな・・・・悩むな・・・」という時に、「和声」で学んで行くことを参考に決めれば良いと思います。
悩む事も多々あるはずです。どうして良いかわからなくなる事も多々あるはずです。
そういう時に、「和声」が役に立つでしょう。
では少しずつその「和声」を学んで行きましょう。
2009.11.05 (Thu)
和声/コード進行は縦のつながり
前回の「和声とは(コード進行とは)」で簡単に和声・コード進行では何をやるのかを書きました。今回はもう少し具体的に見ていきましょう。
和声/コード進行をやって行くにあたって、意識してほしい所があります。
それは、『縦のつながり』です。
例えば下記のようなメロディーがあったとします。

さて、メロディーだけでは寂しいと思いませんか?
寂しいと思ったらもう少し音を足して見ましょう!
・・・・・と言っても何でもいいから音を足せば良いと言うものではないです。
そこで気を付けてほしいのが「縦のつながり」。
楽譜で見てみるとこんな感じ↓

赤い矢印のように、メロディーにどのような音を付け加えるのか、または逆にベース音にどのようなメロディーを付けるのか、どのような音を足せば良いのかを常に気にて下さい。いわゆるハーモニーと言うやつです。ハーモニーと言うくらいですから、実際に音を出してどんな響きなのかを感じながら見て行くとわかり易いでしょう。
過去に学んだことを踏まえて言えば、
【メロディー(旋律)に対してどのコードを付けるのか】
・・・を考えるということです。
(ちなみに上図では先頭にはコードで言うと「C」をつけてみました)
「コードのしくみを理解している」と言う事の重要さはここにあるのです。
(不安なかたは「コードのしくみ」参照)
と、言うことで・・・
これから学んで行くにあたってのポイント「縦のつながり」を覚えておいて下さい。
では次回はもう一つのポイントを・・・。
和声/コード進行をやって行くにあたって、意識してほしい所があります。
それは、『縦のつながり』です。
例えば下記のようなメロディーがあったとします。

さて、メロディーだけでは寂しいと思いませんか?
寂しいと思ったらもう少し音を足して見ましょう!
・・・・・と言っても何でもいいから音を足せば良いと言うものではないです。
そこで気を付けてほしいのが「縦のつながり」。
楽譜で見てみるとこんな感じ↓

赤い矢印のように、メロディーにどのような音を付け加えるのか、または逆にベース音にどのようなメロディーを付けるのか、どのような音を足せば良いのかを常に気にて下さい。いわゆるハーモニーと言うやつです。ハーモニーと言うくらいですから、実際に音を出してどんな響きなのかを感じながら見て行くとわかり易いでしょう。
過去に学んだことを踏まえて言えば、
【メロディー(旋律)に対してどのコードを付けるのか】
・・・を考えるということです。
(ちなみに上図では先頭にはコードで言うと「C」をつけてみました)
「コードのしくみを理解している」と言う事の重要さはここにあるのです。
(不安なかたは「コードのしくみ」参照)
と、言うことで・・・
これから学んで行くにあたってのポイント「縦のつながり」を覚えておいて下さい。
では次回はもう一つのポイントを・・・。
2009.11.07 (Sat)
和声/コード進行は横のつながり
前回は「縦のつながり」を気にしながら学んで行こうと書きました。
今回はもう一つの意識してほしい所について。
それは『横のつながり』です。
前回と同じメロディーで見てみましょう。

前回「縦のつながり」でメロディーの最初の音「ミ」にコードで言うところの「C」を付けましたが(下記参照)、その各音がそれぞれどのように動いて行くのか、一音一音に意識しながら学んでいきましょう。

赤い矢印のようにメロディーが続く限り、一音一音がどう動いていくのかを見て行く必要があります。
言い方を変えれば、
【1つ前のコードとその後のコードの変化の仕方】
・・・を考えるということです。
ハーモニーがどのように変わるのか、雰囲気はどうかわるのかを感じるにはやはり実際に音を出すのが良いでしょう。・・・という事で「横のつながり」でした。
これからのポイント【縦のつながり】【横のつながり】に注目しながら学んで行きましょう。
今回はもう一つの意識してほしい所について。
それは『横のつながり』です。
前回と同じメロディーで見てみましょう。

前回「縦のつながり」でメロディーの最初の音「ミ」にコードで言うところの「C」を付けましたが(下記参照)、その各音がそれぞれどのように動いて行くのか、一音一音に意識しながら学んでいきましょう。

赤い矢印のようにメロディーが続く限り、一音一音がどう動いていくのかを見て行く必要があります。
言い方を変えれば、
【1つ前のコードとその後のコードの変化の仕方】
・・・を考えるということです。
ハーモニーがどのように変わるのか、雰囲気はどうかわるのかを感じるにはやはり実際に音を出すのが良いでしょう。・・・という事で「横のつながり」でした。
これからのポイント【縦のつながり】【横のつながり】に注目しながら学んで行きましょう。
2009.11.09 (Mon)
メロディーにコードをつける
では実際にメロディーにコードを付けて見ましょう。
メロディーにコードを付ける場合、1つの音に対してつける事のできるコードというのは大抵の場合は複数あります。その複数ある中からあなたの好みでどのコードを選ぶのか・・・と言う事になります。
今回は【どの音にどのコードをつける事が出来るのか】を見てみましょう。
ここでまず考えることは、『メロディーはコードの一部である』・・・と言う事です。
例えば、コード=Cはその構成音(ド・ミ・ソ)で出来ているハーモニー(和音)です。なのでメロディーもその構成音で出来ているとハーモニーにマッチする。似合うという考え方です。
実際に楽譜で見てみましょう!
例えば、ハ長調の曲でメロディーに下記のように「ミ」の音が使われていたとします。

「ミ」にコードをつけて見ましょう。
①ハ長調の中で使われる7つの和音を選出します。 (わからない人は『音階とコード』参照)

②この中から構成音に「ミ」を含むものを選出します。
「ミ」を含むものは<CとEmとAm>と言う事になります。
これが「ミ」につける事の出来るコードとなります。(下記)

③この3つのコードからあなたの好みや曲の雰囲気に合うものを選ぶ。
・・・・・という感じになります。
③に関しては前のコードやこの後のコードなどの横のつながりによって選んで行くことにもなります。
次回に続く・・・。
メロディーにコードを付ける場合、1つの音に対してつける事のできるコードというのは大抵の場合は複数あります。その複数ある中からあなたの好みでどのコードを選ぶのか・・・と言う事になります。
今回は【どの音にどのコードをつける事が出来るのか】を見てみましょう。
ここでまず考えることは、『メロディーはコードの一部である』・・・と言う事です。
例えば、コード=Cはその構成音(ド・ミ・ソ)で出来ているハーモニー(和音)です。なのでメロディーもその構成音で出来ているとハーモニーにマッチする。似合うという考え方です。
実際に楽譜で見てみましょう!
例えば、ハ長調の曲でメロディーに下記のように「ミ」の音が使われていたとします。

「ミ」にコードをつけて見ましょう。
①ハ長調の中で使われる7つの和音を選出します。 (わからない人は『音階とコード』参照)

②この中から構成音に「ミ」を含むものを選出します。
「ミ」を含むものは<CとEmとAm>と言う事になります。
これが「ミ」につける事の出来るコードとなります。(下記)

③この3つのコードからあなたの好みや曲の雰囲気に合うものを選ぶ。
・・・・・という感じになります。
③に関しては前のコードやこの後のコードなどの横のつながりによって選んで行くことにもなります。
次回に続く・・・。
2009.11.10 (Tue)
メロディーにコードをつける(短調編)
前回の『メロディーにコードをつける』ではハ長調の「ミ」につける事の出来るコードを見てみましたが、今回はもう一つ例題を見てみましょう。
今回の例題は【ハ短調】の「ド」につける事のできるコード(和音)です。(下記)

短調であってもやることは前回と一緒!
①ハ短調の中で使われる7つのコード(和音)を選出します。(下記)
(わからない人は『三和音(短調編)』を参照)

②この7つの和音から「ド」を構成音に含むものを選出します。
「ド」を含むものは<CmとFmとAb>が構成音にドがありますね。

③この3つの和音からあなたの好みの響きや、前後のコードの関係から1つに絞る。
コードというものは無数にありますが、その中から3つまで絞りこむ事ができました。
ここまでくれば耳を頼りに1つを選んでも良いし、この後に学んでいく事(和声/コード進行)を元に1つを選んでも良いでしょう。
メロディーがどんな音であっても①~③の作業は変わりません。
メロディーの1つ1つの音にどんなコードをつける事が出来るのかを常に意識し慣れておきましょう。慣れるためには練習問題もやってみて下さい。
今回の例題は【ハ短調】の「ド」につける事のできるコード(和音)です。(下記)

短調であってもやることは前回と一緒!
①ハ短調の中で使われる7つのコード(和音)を選出します。(下記)
(わからない人は『三和音(短調編)』を参照)

②この7つの和音から「ド」を構成音に含むものを選出します。
「ド」を含むものは<CmとFmとAb>が構成音にドがありますね。

③この3つの和音からあなたの好みの響きや、前後のコードの関係から1つに絞る。
コードというものは無数にありますが、その中から3つまで絞りこむ事ができました。
ここまでくれば耳を頼りに1つを選んでも良いし、この後に学んでいく事(和声/コード進行)を元に1つを選んでも良いでしょう。
メロディーがどんな音であっても①~③の作業は変わりません。
メロディーの1つ1つの音にどんなコードをつける事が出来るのかを常に意識し慣れておきましょう。慣れるためには練習問題もやってみて下さい。
2009.11.14 (Sat)
四声体
記事『横のつながり』で一音一音に意識して欲しいと書きました。別の言い方をすれば和音であってもその構成音の1つ1つを分けて考えると言うことです。その基本となるのが四声体です。
例えば下記のような感じです。

高い音から順に【ソプラノ】→【アルト】→【テノール】→【バス】と言い、四声体といいます。
メロディーに和音をつけて行く場合は、ソプラノ(メロディー)に合ったアルト・テノール・バス(和音)を付けると言う事になります。
【ソプラノ】は音楽(曲)の印象に大きな影響を与えると言う事は感じると思いますが、【バス】も音楽(曲)の印象に大きな影響を与えます。横のつながりを見たときには変化の激しい声部でもあります。これらの重要な声部を外声と言います。(下記↓)

音楽(曲)に強い影響は与えないものの、地味にハーモニーを作っている【アルト】と【テノール】の事を内声と言います。(下記↓)
横のつながりを見たときには変化の少ない声部です。

また、【ソプラノ】を中心に考えた時に、それ以外の声部【アルト】【テノール】【バス】を下三声と言い(左図)、【バス】を中心に考えた場合の【ソプラノ】【アルト】【テノール】を上三声といいます(右図)。

下三声はいわゆるハーモニーとなる声部で、上三声はいわゆるコードを成す部分です。
音楽理論的に考える場合、上三声で1つのコードを作るように考えるのが基本となります。
和声/コード進行では四声体の形で考えていきましょう。
例えば下記のような感じです。

高い音から順に【ソプラノ】→【アルト】→【テノール】→【バス】と言い、四声体といいます。
メロディーに和音をつけて行く場合は、ソプラノ(メロディー)に合ったアルト・テノール・バス(和音)を付けると言う事になります。
【ソプラノ】は音楽(曲)の印象に大きな影響を与えると言う事は感じると思いますが、【バス】も音楽(曲)の印象に大きな影響を与えます。横のつながりを見たときには変化の激しい声部でもあります。これらの重要な声部を外声と言います。(下記↓)

音楽(曲)に強い影響は与えないものの、地味にハーモニーを作っている【アルト】と【テノール】の事を内声と言います。(下記↓)
横のつながりを見たときには変化の少ない声部です。

また、【ソプラノ】を中心に考えた時に、それ以外の声部【アルト】【テノール】【バス】を下三声と言い(左図)、【バス】を中心に考えた場合の【ソプラノ】【アルト】【テノール】を上三声といいます(右図)。

下三声はいわゆるハーモニーとなる声部で、上三声はいわゆるコードを成す部分です。
音楽理論的に考える場合、上三声で1つのコードを作るように考えるのが基本となります。
和声/コード進行では四声体の形で考えていきましょう。
2009.11.17 (Tue)
四声体の中での転回形の考え方
『コード・和声』の項目の中で「三和音の転回形」について触れましたが、今回は四声体の中での転回形の考え方について見てみましょう。
三和音で考えた場合と混合してややこしい部分はありますが、基本的な考え方は同じです。
考え方はとても簡単!
・【バス】の音に何を使うかを考えるだけです。(表記するだけ)
// 例えばコード=Cの場合(下記)//
【基本形】

上記のように【バス】にルート(根音)を使っているものを基本形といいます。
三和音(上三声)で考えた場合・・・
Aは「ソ」が低音にあるので第2転回形で
Bは「「ミ」が低音にあるので第1転回形・・・となりますが、四声体を扱う場合は上三声は無視して【バス】に何が使われているのかで第○転回形かを判断して下さい。
【第一転回形】

上記は【バス】に第3音を使っているので第一転回形となります。
上三声はまったく関係ないので無視。
【第二転回形】

上記は【バス】に第5音を使っているので第二転回形となります。
バス音を見れば良いだけなので難しくはないですね。
ちなみに四声体で考える(表記する)時は、バスとテノールはヘ音譜に、ソプラノとアルトはト音譜に書くのが一般的です。(参考=A1~C1、A2~C2のように)
四声体の用語がまだピンとこない方は「四声体」を見直して下さい。
三和音で考えた場合と混合してややこしい部分はありますが、基本的な考え方は同じです。
考え方はとても簡単!
・【バス】の音に何を使うかを考えるだけです。(表記するだけ)
// 例えばコード=Cの場合(下記)//
【基本形】

上記のように【バス】にルート(根音)を使っているものを基本形といいます。
三和音(上三声)で考えた場合・・・
Aは「ソ」が低音にあるので第2転回形で
Bは「「ミ」が低音にあるので第1転回形・・・となりますが、四声体を扱う場合は上三声は無視して【バス】に何が使われているのかで第○転回形かを判断して下さい。
【第一転回形】

上記は【バス】に第3音を使っているので第一転回形となります。
上三声はまったく関係ないので無視。
【第二転回形】

上記は【バス】に第5音を使っているので第二転回形となります。
バス音を見れば良いだけなので難しくはないですね。
ちなみに四声体で考える(表記する)時は、バスとテノールはヘ音譜に、ソプラノとアルトはト音譜に書くのが一般的です。(参考=A1~C1、A2~C2のように)
四声体の用語がまだピンとこない方は「四声体」を見直して下さい。
2009.11.19 (Thu)
密集配置と開離配置とオクターブ配置
今回は『縦のつながり』について。
『メロディーにコードをつける』などのように実際にコードをつけた時、色々な音の配置の方法があると思います。
例えばコード=Cの場合、下記のようなタイプA。↓

もしくは下記のBタイプ。↓

もしくは下記のCタイプ。↓

どれも構成音は【ド・ミ・ソ】で出来ているのでコード=Cですが、それぞれの配置の仕方によって「開離配置」「密集配置」「オクターブ配置」と3つに分けられます。
また、配置の名前はソプラノ~テノールの距離(上三声)によって使い分けられます。
(ソプラノ・テノールがわからない人は『四声体』参照)
・タイプAのようにソプラノ~テノールの距離が
1オクターブ(8度)より広いものを開離配置(開離分配)といい、
・タイプBのようにソプラノ~テノールの距離が
1オクターブ(8度)より狭いものを密集配置(密集配分)といい、
・タイプCのようにソプラノ~テノールの距離が
ちょうど1オクターブ(8度)のものをオクターブ配置(オクターブ分配)といいます。
配置の仕方はとても重要になってくるのでしっかり覚えておきましょう。
最後にそれぞれもう一つずつ例を示して置くので参考に↓↓

『メロディーにコードをつける』などのように実際にコードをつけた時、色々な音の配置の方法があると思います。
例えばコード=Cの場合、下記のようなタイプA。↓

もしくは下記のBタイプ。↓

もしくは下記のCタイプ。↓

どれも構成音は【ド・ミ・ソ】で出来ているのでコード=Cですが、それぞれの配置の仕方によって「開離配置」「密集配置」「オクターブ配置」と3つに分けられます。
また、配置の名前はソプラノ~テノールの距離(上三声)によって使い分けられます。
(ソプラノ・テノールがわからない人は『四声体』参照)
・タイプAのようにソプラノ~テノールの距離が
1オクターブ(8度)より広いものを開離配置(開離分配)といい、
・タイプBのようにソプラノ~テノールの距離が
1オクターブ(8度)より狭いものを密集配置(密集配分)といい、
・タイプCのようにソプラノ~テノールの距離が
ちょうど1オクターブ(8度)のものをオクターブ配置(オクターブ分配)といいます。
配置の仕方はとても重要になってくるのでしっかり覚えておきましょう。
最後にそれぞれもう一つずつ例を示して置くので参考に↓↓

2009.11.20 (Fri)
省略記号の説明
さまざまな音楽理論を説明して行くにあたって、省略記号がいくつか出てきます。
ウェブ上と言う事もあって、一般に市販されている本などと少し違う表記になりますが、なるべくわかり易い表記にしたいと思います。今後、説明文や練習問題や楽譜などで頻繁に使うことになると思いますので下記に示しておきます。
転回形の省略記号 -------------------------------------
(『四声体の中での転回形』参考)
転回形は
基本形は・・・<何にもなし>
第一転回は・・・<カッコ内に1転と書く>又は<右上に小さく1と書く>
第二転回形は・・・<カッコ内に2転と書く> 又は <右上に小さく2と書く>
ことで表します。
(音度名を用いた場合の例)
【基本形】・・・・・・・Ⅰ、Ⅴ
【第一転回形】・・・Ⅰ(1転)、Ⅴ(1転)
【第二転回形】・・・Ⅰ(2転)、Ⅴ(2転)

(コードネームを用いた場合の例)
【基本形】・・・・・・・C、G
【第一転回形】・・・C(1転)、G(1転)
【第二転回形】・・・C(2転)、G(2転)
配置(分配)の省略記号 ------------------------------
(『密集と開離とオクターブの配置』参考)
配置の種類は頭文字をとって表します。
【密集配置】・・・・・・・C(密)、G(密)、Ⅰ(密)、Ⅴ(密)
【開離配置】・・・・・・・C(開)、G(開)、Ⅰ(開)、Ⅴ(開)
【オクターブ配置】・・・C(oct.)、G(oct.)、Ⅰ(oct.)、Ⅴ(oct,)
ウェブ上と言う事もあって、一般に市販されている本などと少し違う表記になりますが、なるべくわかり易い表記にしたいと思います。今後、説明文や練習問題や楽譜などで頻繁に使うことになると思いますので下記に示しておきます。
転回形の省略記号 -------------------------------------
(『四声体の中での転回形』参考)
転回形は
基本形は・・・<何にもなし>
第一転回は・・・<カッコ内に1転と書く>又は<右上に小さく1と書く>
第二転回形は・・・<カッコ内に2転と書く> 又は <右上に小さく2と書く>
ことで表します。
(音度名を用いた場合の例)
【基本形】・・・・・・・Ⅰ、Ⅴ
【第一転回形】・・・Ⅰ(1転)、Ⅴ(1転)
【第二転回形】・・・Ⅰ(2転)、Ⅴ(2転)

(コードネームを用いた場合の例)
【基本形】・・・・・・・C、G
【第一転回形】・・・C(1転)、G(1転)
【第二転回形】・・・C(2転)、G(2転)
配置(分配)の省略記号 ------------------------------
(『密集と開離とオクターブの配置』参考)
配置の種類は頭文字をとって表します。
【密集配置】・・・・・・・C(密)、G(密)、Ⅰ(密)、Ⅴ(密)
【開離配置】・・・・・・・C(開)、G(開)、Ⅰ(開)、Ⅴ(開)
【オクターブ配置】・・・C(oct.)、G(oct.)、Ⅰ(oct.)、Ⅴ(oct,)
2009.11.21 (Sat)
転回形と配置 問題の解き方
転回形や配置の方法を省略記号を使いやってみましょう。
【例題1】指定されたとおりに楽譜に和音を書いて下さい。

「ハ長調のⅤの第二転回形の和音を開離配置(分配)で書いて下さい」・・・という意味です。
----- 解答方法 -----
①ハ長調のⅤの和音を確認しましょう。Ⅴ=ソ・シ・レですね。
(参照『音階とコード』)
②例題は第二転回形なので「レ」をバスに置きましょう。下記↓
(参照『四声体の転回形の考え方』)

③ヒントとして「レ」が示されているのでその音から構成音を1つ飛ばしで書くと開離配置になります。答えはこんな感じ↓
(参照『開離配置と密集配置とオクターブ配置』)

見本にならって【練習問題】をやってみて下さい。
【例題1】指定されたとおりに楽譜に和音を書いて下さい。

「ハ長調のⅤの第二転回形の和音を開離配置(分配)で書いて下さい」・・・という意味です。
----- 解答方法 -----
①ハ長調のⅤの和音を確認しましょう。Ⅴ=ソ・シ・レですね。
(参照『音階とコード』)
②例題は第二転回形なので「レ」をバスに置きましょう。下記↓
(参照『四声体の転回形の考え方』)

③ヒントとして「レ」が示されているのでその音から構成音を1つ飛ばしで書くと開離配置になります。答えはこんな感じ↓
(参照『開離配置と密集配置とオクターブ配置』)

見本にならって【練習問題】をやってみて下さい。